脅威を増すサイバー攻撃に備える サイバーセキュリティ

CYBER SECURITY

もはや、他人事ではないサイバー攻撃
貴社も狙われています

企業や官公庁を狙ったサイバー攻撃による被害が急増しています。
新型コロナウイルス感染症対策として、テレワーク、在宅勤務を急拡大したことによって、 これまでとは異なる観点でのサイバーリスクも生じてきています。
サイバー攻撃の種類や手法は数多く、機械的なものから心理的なものまでさまざまであり、 日々進化しているのが現状です。
また、そのターゲットは大企業のみならず中小企業へも拡大しています。
今回はサイバー攻撃から貴社を守る第一弾として、サイバー攻撃の現状について説明いたします。

サイバー攻撃とは 近年よく耳にする「サイバー攻撃」って、どんなもの?

HACKERHACKER

サーバやパソコンなどのシステムに対し、さまざまな手段を用い、データを抜き取る、改ざんする、システムを破壊する等の攻撃の総称を指します。無差別攻撃から、特定の企業をターゲットにイメージ毀損など明確な目的を持つものまで、多岐にわたります。

サイバー攻撃は、IT技術の発展とともに高度化しています。巧妙な手口により、犯行の発覚を遅らせたり、犯行の痕跡を消したりすることも可能です。

サイバー攻撃の種類 様々な種類があるサイバー攻撃。代表的なものをまとめます。

■特定のターゲットを狙った攻撃(標的型攻撃)

KEYS CODEKEYS CODE
・標的型攻撃
・ランサムウェア
・水飲み場型攻撃
・クリックジャッキング
・ドライブ バイ ダウンロード
・サプライチェーン攻撃
・ビジネスメール詐欺(BEC)
・キーロガー
・ガンブラー攻撃

■不特定多数のターゲットを狙った攻撃

SHISHINGSHISHING
・フィッシング詐欺
・スミッシング
・ビッシング
・リバースビッシング
・ゼロクリック詐欺
・ジュースジャッキング攻撃
・ディープフェイク(フェイクビデオ攻撃)
・タイポスクワッティング
・中間者攻撃

■不特定多数のターゲットを狙った攻撃

DDOS ATTACKDDOS
ATTACK
・DoS攻撃/ DDoS攻撃
・F5アタック

その他、「OS・ソフト・WEBサイトなどの脆弱性を狙った攻撃」や「パスワード関連のサイバー攻撃」などがあり、日々新しい攻撃が発生しています。

情報セキュリティ10大脅威 IPA(情報処理推進機構)2021年8月発表

IPA発表の「情報セキュリティ10大脅威」の内、上位5位はサイバー攻撃によるもの。情報セキュリティ全体の中でも「サイバー攻撃」が占める脅威が大きい。

「情報セキュリティ10大脅威 2021」 IPA(情報処理推進機構)2021年8月発表

サイバー攻撃の現状 急増している「サイバー攻撃」

■サイバー攻撃の件数推移

サイバー攻撃は急増しており、2020年には国内のネットワークに向けて5,001億件の攻撃がされている

国立研究開発法人情報通信研究機構「NCTER観測レポート2020」

■あらゆる業種の企業が攻撃対象

公務や金融業・保険業だけでなく、製造・非製造を問わず幅広い業種が攻撃対象になっています

(出典)一般社団法人 日本損害保険協会「サイバー保険に関する調査2018」

■大企業だけでなく中小企業もサイバー攻撃の脅威にさらされています

企業規模の大小にかかわらず、攻撃ターゲットの対象が広がっています。

(出典)一般社団法人 日本損害保険協会「サイバー保険に関する調査2018」

サイバー攻撃が企業に与える影響 高額な損害を伴う事故が増加中

■金銭の喪失

取引先・顧客からの損害賠償、原因の調査費用、関係者対応など、さまざまな事故対応費用が発生します。 「2018年 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書」によると、漏えい事故1件あたりの平均想定損害賠償額は6億3,767万円となっています

■社会的信用の低下

社会的評価の低下による競合商品・サービスへの顧客の流出。

■事業継続の阻害

業務関連システムやメールの停止による納期遅れ・営業機会損失。
社内のモラル・士気低下が遠因となる人材流出・従業員からの訴訟。

■被害の実態

日本損害保険協会の調査に対し、ウイルス感染やサイバー攻撃等による被害が「発生した」と回答した企業は全体の33.6%で、このうち「サイバー被害を受けた際の被害総額」が100万円以上であったと回答した企業は14.0%です。

「国内企業のサイバーリスク意識・対策実態調査2020」より一部改編
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